31年目を迎え新たなスタートを切った本大会には今年も世界ランキング上位選手が多数エントリー。シーズン終盤を彩るビッグトーナメントに相応しく華やかな顔ぶれが揃いました。
大会の序盤戦からトップシード勢が繰り広げるハイレベルな戦いにコートは熱気に包まれ、また、今シーズン一気にランキングを押し上げてきた若手選手たちの伸び伸びとした勢いのあるプレーは、新たな時代の幕開けを予感させ、ファンに強い印象を残しました。
今大会最終日、シングルス決勝の舞台に上がったのは、シーズン開幕直後から好調をキープし、今季ここまで3大会で優勝を飾っているA.イバノビッチと、先の全米オープンで準優勝のC.ウォズニアッキの2人。それぞれの持ち味を出し切った１時間39分の攻防は、今、最も心技体が充実していると語るイバノビッチが制し、本大会初優勝を飾りました。